【茨城の秘境】亀仙人街で世界の料理を食べ歩き！

今回は、茨城県常総市にある亀仙人街という不思議な場所を訪れてきました。亀仙人街とは、一見寂れた飲食店ビルが並ぶスナック街ですが、実はタイ料理、フィリピン食材店、ハラールショップ、タイマッサージなど、移民の方々が運営するお店がギュッと詰まった施設なのです。特に注目すべきは、日本では珍しいスリランカ料理店と食材店が一緒にあること。スリランカは南アジアの島国で、仏教やヒンドゥー教の文化が混在する多彩な国です。その魅力を味わえる亀仙人街は、茨城の秘境と言っても過言ではありません。

この記事では、亀仙人街で出会った世界の料理を紹介します。以下のような内容になっています。

- 亀仙人街の歴史と現状

- スリランカ料理の特徴とおすすめメニュー

- 他の国の料理やサービスの紹介

それでは早速、亀仙人街へ出発しましょう！

亀仙人街の歴史と現状

亀仙人街は、昭和50年代に建てられた飲食店ビルで、当時は地元のサラリーマンや農家の方々が集まる場所でした。しかし、バブル崩壊や高齢化などで客足が減り、空き店舗が目立つようになりました。そんな中、平成10年代から外国人労働者が増え始め、彼らが経営するお店が次々と入居していきました。現在では、タイやフィリピン、インドネシアなどから来た移民の方々が多く住み働いています。特にスリランカ人は茨城県内で最も多く、彼らは農業や工場で働くだけでなく、自分たちの文化や食べ物を広める活動もしています。

亀仙人街は、そのようにして多国籍化した場所ですが、それだけではありません。実はこのビルには、「ドラゴンボール」のキャラクターである亀仙人が描かれた看板があります。これは元々あったものではなく、平成20年代に入居したタイ料理店「ランディワ」のオーナーが作ったものです。彼はドラゴンボールの大ファンで、自分のお店を「ランディワ」と名付けたことから始まりました。「ランディワ」とはスリランカ語で「ドラゴン」という意味です。そして彼は自分のお店だけでなく、ビル全体にドラゴンボールのキャラクターやロゴを描いていきました。その結果、このビルは「亀仙人街」と呼ばれるようになりました。

亀仙人街は、「茨城七不思議」のひとつとしても知られています。茨城七不思議とは、茨城県内にある不思議な場所や現象のことで、例えば「水戸の黄門様」「筑波山の天狗」「鹿島神宮の鹿」などがあります。亀仙人街は、その中でも最も新しいもので、ドラゴンボールのファンや移民の方々が集まるカオスなスポットとして注目されています。

スリランカ料理の特徴とおすすめメニュー

亀仙人街で一番多いのはスリランカ料理店です。スリランカ料理とは、スリランカの伝統的な食べ物のことで、米やパン、野菜や肉、魚などを使って作ります。スパイスやココナッツミルクをたっぷり使っていて、辛くて香り豊かな味が特徴です。スリランカは仏教やヒンドゥー教の影響を受けているので、牛肉はあまり食べませんが、豚肉や鶏肉、羊肉などはよく使います。また、島国なので海産物も豊富です。

亀仙人街には、スリランカ料理店が4軒あります。それぞれに特色があって、どれも美味しいですが、私がおすすめするメニューを紹介します。

ライス＆カレー

スリランカ料理の代表的なメニューです。ご飯にカレーというシンプルな組み合わせですが、カレーは一種類ではありません。野菜や肉、魚などの具材に合わせて様々な種類のカレーがあります。例えば、「アル・カレー」はジャガイモのカレー、「ポロ・カレー」はココナッツのカレー、「パラッパ」は魚のカレー、「ポルク・カレー」は豚肉のカレーです。これらのカレーを好きなだけご飯にかけて食べます。また、サラダや漬物、揚げ物などの副菜も付いてきます。これらを一緒に食べると、さらに美味しさが増します。

ホッパーズ

スリランカ料理のもう一つの代表的なメニューです。米粉とココナッツミルクを混ぜて発酵させた生地を丸い鉄板で焼いたものです。中央がふんわりしていて、周りがパリパリになっています。そのまま食べても美味しいですが、卵やチーズ、チョコレートなどを入れたり、カレーやチャツネなどをつけたりして食べることもできます。朝食やおやつに人気です。

コットゥ

スリランカ料理の中でも比較的新しいメニューです。ご飯やロティ（パン）を細かく刻んで炒めたものです。野菜や肉、卵などを加えて味付けします。辛さや具材はお好みで選べます。フォークやスプーンではなく、手でちぎって食

えます。スリランカの屋台やファストフード店でよく見かけるメニューです。

これらのメニューは、亀仙人街のスリランカ料理店で食べることができます。私が行ったのは、「ランディワ」、「スリランカン・キッチン」、「スリランカン・レストラン」、「スリランカン・カフェ」の4軒です。どのお店も、本格的なスリランカ料理を提供していて、店員さんも親切でした。特に「スリランカン・キッチン」は、スリランカ食材店と一緒になっているので、お土産にも便利です。スリランカ料理は、日本人にも馴染みやすい味だと思います。辛さは調節できるので、気軽に挑戦してみてください。

他の国の料理やサービスの紹介

亀仙人街には、スリランカ料理店以外にも、様々な国の料理やサービスがあります。ここでは、私が試してみたものを紹介します。

タイ料理

亀仙人街には、タイ料理店が2軒あります。「ランディワ」と「タイ・キッチン」です。「ランディワ」は、前述した通り、ドラゴンボールの看板が目印です。ここでは、パッタイやトムヤムクンなどの定番メニューから、ガパオやラープなどの珍しいメニューまで楽しめます。「タイ・キッチン」は、ビルの入り口近くにあるお店で、こじんまりとした雰囲気です。ここでは、グリーンカレーやマッサマンカレーなどのココナッツミルクベースのカレーがおすすめです。どちらのお店も、タイ人のシェフが作っている本格的なタイ料理です。辛さは自分で選べるので、好みに合わせて注文してください。

フィリピン食材店

亀仙人街には、フィリピン食材店が2軒あります。「フィリピン・マート」と「フィリピン・ストア」です。「フィリピン・マート」は、「スリランカン・キッチン」と同じビルにあるお店で、フィリピン料理や食材を販売しています。ここでは、アドボやシニガンなどのレトルト食品や、バナナケチャップやマンゴージャムなどの調味料やジャムを買うことができます。「フィリピン・ストア」は、「タイ・キッチン」と同じビルにあるお店で、フィリピン食材だけでなく、雑貨や服飾品も扱っています。ここでは、ドライマンゴーやポルクチョップなどのお菓子や、バロングタガログやティノラなどの民族衣装を買うことができます。フィリピン食材店では、フィリピン人だけでなく、日本人や他国籍の方々もよく来ています。

ハラールショップ

亀仙人街には、「ハラールショップ」というお店があります。ハラールとは、イスラム教徒が食べて良いとされるもののことで、豚肉やアルコールなどは禁止されています。このお店では、ハラール認証された食品や飲料を販売しています。例えば、インドネシアやマレーシアのインスタントヌードルやカレー、トルコのドライフルーツやナッツ、イランのサフランやドライレモンなどがあります。また、イスラム教に関する書籍やグッズも扱っています。このお店は、イスラム教徒の方々にとっては貴重な存在ですが、それ以外の方々も興味を持って訪れています。

タイマッサージ

亀仙人街には、「タイマッサージ」というお店があります。タイマッサージとは、タイの伝統的なマッサージのことで、指圧やストレッチなどを行って体の緊張をほぐします。このお店では、タイ人の女性がマッサージを施してくれます。コースは30分から2時間まで選べて、料金は1,000円から4,000円です。服を着たままで受けられるので、気軽に利用できます。亀仙人街で食べ歩きした後に、タイマッサージでリラックスするのもいいかもしれません。

まとめ

亀仙人街は、茨城県常総市にある多国籍な飲食店ビルです。スリランカ料理店が多くありますが、他にもタイ料理店やフィリピン食材店、ハラールショップ、タイマッサージなどがあります。ドラゴンボールの看板が目印です。亀仙人街は、「茨城七不思議」のひとつとしても知られています。

亀仙人街では、世界の料理を食べ歩きすることができます。スリランカ料理は辛くて香り豊かな味が特徴です。ライス＆カレーやホッパーズ、コットゥなどがおすすめです。タイ料理も辛さや具材を選べるので、好みに合わせて楽しめます。フィリピン食材店では、フィリピン料理やお菓子を買うことができます。ハラールショップでは、イスラム教徒に優しい食品や飲料を買うことができます。タイマッサージでは、体の緊張をほぐしてくれます。

亀仙人街は、茨城の秘境と言っても過言ではありません。移民の方々が運営するお店がギュッと詰まった施設です。日本ではなかなか味わえない世界の文化や食べ物に触れることができます。私は亀仙人街で出会った料理や人々に感動しました。亀仙人街は、私にとって忘れられない場所になりました。

あなたも亀仙人街に行ってみませんか？きっと素敵な発見があるはずです。亀仙人街で世界の料理を食べ歩きする旅は、あなたの心に残る思い出になるでしょう。