【チップチューン】レトロゲームの音楽が今も魅力的な理由とは?
今回は、チップチューンという音楽ジャンルについて紹介したいと思います。チップチューンとは、レトロゲームの音源チップを使って作られた音楽のことで、独特のチープなサウンドが特徴です。この記事では、チップチューンの歴史や魅力、作り方などを解説していきます。 目次 ・チップチューンとは何か? ・チップチューンの歴史と代表的な作品 ・チップチューンの魅力とは何か? ・チップチューンの作り方とおすすめのソフト ・まとめ チップチューンとは何か? チップチューンとは、コンピュータ音楽の黎明期において厳しい制約のある音源チップのみで作られた音楽のスタイルを志向した音楽ジャンルです。 音源チップとは、パーソナルコンピューターや家庭用ゲーム機に内蔵されていた単純な波形を発生させる回路のことで、発音数や音色、ピッチなどに大きな制限がありました。しかし、その制限が生み出したデフォルメされた雰囲気や個性が、多くの人々に愛されるようになりました。 チップチューンは、1980年代から1990年代初頭にかけて、主にゲームミュージックやデモシーン(コンピュータグラフィックスやサウンドを競う文化)で発展しました。 その後、PCM(パルス符号変調)やCD-DA(コンパクトディスク・デジタルオーディオ)などによる高品質な音楽再生が普及すると、徐々に衰退していきました。 しかし、2000年代に入ってからは、レトロゲームの再評価やインターネットの普及により、再び注目されるようになりました。 現在では、実機やエミュレータだけでなく、専用のソフトウェアやハードウェアを使って作られることもあります。 チップチューンの歴史と代表的な作品 チップチューンの歴史は、音源チップの歴史と密接に関係しています。最初期の音源チップは、PSG(Programmable Sound Generator)と呼ばれる減算合成方式を採用したものでした。これは、矩形波や三角波などの単純な波形を組み合わせて音色を作る方法です。 PSGを搭載した代表的な機種には、MSXやファミリーコンピュータ(NES)、セガ・マークIII(マスターシステム)、PCエンジン(TurboGrafx-16)などがあります。 PSGでは発音数や音色が限られていたため、より高度な表現を求める動きが起こりました。その結果、FM(周波数変調)合成方式が登場しました。 こ...