【中古マンション購入後のリフォーム】前の持ち主が手放す際にリフォームしたものと、自分でリフォームする場合のメリット・デメリットを徹底比較!
中古マンションを購入するとき、前の持ち主が手放す際にリフォームしたものと、自分でリフォームする場合がありますが、どちらがお得で快適なのでしょうか?この記事では、以下の内容について解説します。
- 前の持ち主がリフォームした中古マンションのメリット・デメリット
- 自分でリフォームする中古マンションのメリット・デメリット
- 中古マンションでセルフリフォーム・リノベーションするときの費用相場や注意点
それでは、早速見ていきましょう!
## 前の持ち主がリフォームした中古マンションのメリット・デメリット
前の持ち主が手放す際に全面的にリフォームやリノベーションを行った中古マンションは、新築同様にキレイで快適な住まいになっています。水回りや内装はもちろん、設備や間取りも最新のものに入れ替えられていることが多いです。そのため、購入後すぐに住めるというメリットがあります。
しかし、前の持ち主がリフォームした中古マンションには、以下のようなデメリットもあります。
- 価格が高くなる
- 自分好みにカスタマイズできない
- リフォーム品質や耐久性が不明
前の持ち主がリフォームした中古マンションは、一般的な中古マンションよりも価格が高くなります。
特に全面的なリノベーションを行った場合は、数百万~1,000万円程度かかることもあります。そのため、予算やローンの返済能力によっては購入できない可能性もあります。
また、前の持ち主がリフォームした中古マンションは、その人の好みやライフスタイルに合わせて作られています。
そのため、自分や家族のニーズと合わない場合もあります。例えば、間取りやカラー、素材やデザインなどが気に入らなかったり、必要な収納スペースや設備が不足していたりすることも考えられます。その場合は、再度自分でリフォームする必要がありますが、それだと二重に費用がかかってしまいます。
さらに、前の持ち主がリフォームした中古マンションは、施工会社や工事内容、使用材料などが不明な場合もあります。
そのため、品質や耐久性に問題がないかどうかを確認することが難しいです。例えば、水回りや電気配線などの配管や配線が適切に行われているか、壁や床の下地がしっかりしているか、設備や建具が正しく取り付けられているかなどをチェックすることが重要です。もし不具合やトラブルが発生した場合は、自己責任で修理することになります。
自分でリフォームする中古マンションのメリット・デメリット
自分でリフォームする中古マンションは、前の持ち主がリフォームした中古マンションとは逆に、以下のようなメリットがあります。
- 価格が安い
- 自分好みにカスタマイズできる
- リフォーム品質や耐久性が明確
自分でリフォームする中古マンションは、一般的な中古マンションよりも価格が安くなります。特に内装が古い場合は、割安な物件を見つけることができます。そのため、予算やローンの返済能力に余裕がある場合は、購入しやすいです。
また、自分でリフォームする中古マンションは、自分や家族の好みやライフスタイルに合わせて作ることができます。例えば、間取りやカラー、素材やデザインなどを自由に選ぶことができます。必要な収納スペースや設備も追加することができます。そのため、理想の住まいに近づけることができます。
さらに、自分でリフォームする中古マンションは、施工会社や工事内容、使用材料などを自分で決めることができます。そのため、品質や耐久性についても明確になります。例えば、水回りや電気配線などの配管や配線を適切に行うように指示したり、壁や床の下地をしっかりしたものにしたり、設備や建具を信頼できるものにしたりすることができます。もし不具合やトラブルが発生した場合は、施工会社に対して責任を求めることができます。
しかし、自分でリフォームする中古マンションには、以下のようなデメリットもあります。
- 購入後すぐに住めない
- リフォーム費用がかかる
- リフォーム計画や手続きが面倒
自分でリフォームする中古マンションは、購入後すぐに住めません。リフォーム工事を行うためには、まずリフォーム計画を立てる必要があります。その際には、予算や工期、施工会社の選定などを考える必要があります。
また、マンションの管理規約や管理組合の承認なども確認する必要があります。その後、実際に工事を行うためには、騒音やゴミ処理などの周辺住民への配慮も必要です。このように、自分でリフォームする中古マンションは、リフォーム計画や手続きが面倒なことがデメリットです。
また、自分でリフォームする中古マンションは、リフォーム費用がかかります。リフォームの内容や規模によって費用は異なりますが、一般的には数百万~1,000万円程度が相場です。そのため、購入費用と合わせて予算を考える必要があります。
また、リフォーム費用はローンで借りることもできますが、その場合は金利や返済期間なども考慮する必要があります。
中古マンションでセルフリフォーム・リノベーションするときの費用相場や注意点
自分でリフォームする中古マンションの中でも、特にDIYでセルフリフォーム・セルフリノベーションをする場合は、さらに費用を抑えることができます。しかし、セルフリフォーム・セルフリノベーションには、できることとできないことがあります。また、工期や工具なども考慮する必要があります。ここでは、セルフリフォーム・セルフリノベーションの費用相場や注意点について解説します。
セルフリフォーム・セルフリノベーションの費用相場
セルフリフォーム・セルフリノベーションの費用は、材料費や部品代、住宅設備器具代、工具代などがメインで、ホームセンターやインターネットなどで購入できます。中古マンションのセルフリノベーションで想定される材料費の内訳は、以下のとおりです。
- 壁紙:1,000円未満/平米
- 塗料:500~1,000円/平米
- 珪藻土(壁紙用):500~1,000円/平米
- しっくい:500~1,000円/平米
- タイルカーペット:1,500~2,000円/平米
- クッションフロア:600~1,000円/平米
- システムキッチン:約20万円/セット~
- 洗面化粧台:約2万円/セット~
- 洗浄便座:約1万5,000円/台~
- 室内ドアセット:約1万円/セット~
- 工具代:数千円~3万円程度
「本格的なリノベーションとなると、専門会社に依頼した場合は数百万~1,000万円程かかります。DIYでリノベーションをする場合は、資材や住宅設備などの購入費用だけで済むので、会社に依頼した場合と比較すると、約35~40%まで抑えられるでしょう」(弘中さん)
セルフリフォーム・セルフリノベーションの注意点
セルフリフォーム・セルフリノベーションには、以下のような注意点があります。
- 資格が必要な工事はできない
- マンションの構造や管理規約を確認する
- 周辺住民への配慮をする
セルフリフォーム・セルフリノベーションは、工事に資格が必要になる部分に関してはDIYではできません。たとえば、電気配線の新設や給水・給湯などの水道配管に関わる工事、玄関やドアなどの共用部分の交換などがこれに含まれます。これらの工事は、必ず専門会社に依頼する必要があります。
また、セルフリフォーム・セルフリノベーションをする前には、マンションの構造や管理規約を確認する必要があります。マンションの構造によっては、壁や床の下地が弱かったり、耐力壁があったりすることもあります。
そのため、間取り変更や壁紙貼りなどを行う際には、専門家に相談してみるのもおすすめです。また、管理規約によっては、リフォームやリノベーションに制限があったり、管理組合の承認が必要だったりすることもあります。その場合は、事前に申請や相談を行う必要があります。
さらに、セルフリフォーム・セルフリノベーションをする際には、周辺住民への配慮も必要です。工事中に発生する騒音や振動、ゴミ処理などは、近隣トラブルの原因になりかねません。そのため、工事時間や方法を工夫したり、事前に挨拶や連絡をしたりすることが大切です。
まとめ
中古マンションを購入するとき、前の持ち主が手放す際にリフォームしたものと、自分でリフォームする場合がありますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。
自分でリフォームする場合は、費用や工期などを考えるだけでなく、マンションの構造や管理規約なども確認する必要があります。また、セルフリフォーム・セルフリノベーションをする場合は、資格が必要な工事や周辺住民への配慮なども忘れずに行うことが重要です。
中古マンションを購入して理想の住まいにするためには、自分や家族のニーズや予算に合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。この記事が参考になれば幸いです。
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