『ミッション:インポッシブル』シリーズの脚本家・監督クリストファー・マッカリーの凄すぎる経歴とは?
こんにちは、映画好きのブロガーです。今回は、『ミッション:インポッシブル』シリーズの最新作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』が2023年に公開されることを記念して、その脚本家兼監督であるクリストファー・マッカリーについて紹介したいと思います。
この記事では、以下の内容についてお話しします。
- クリストファー・マッカリーのプロフィールと経歴
- クリストファー・マッカリーが手がけた主な作品とその特徴
- クリストファー・マッカリーがトム・クルーズとのコラボレーションで見せる魅力とは
それでは、早速見ていきましょう。
クリストファー・マッカリーのプロフィールと経歴
クリストファー・マッカリーは、1968年にアメリカ合衆国ニュージャージー州で生まれました。高校時代には、後に映画監督となるブライアン・シンガーや俳優のイーサン・ホークなどと同級生でした。
大学に進学せず、オーストラリアで補助教員やヒッチハイクをしたり、ニュージャージー州で興信所で働いたりしていました。1992年には、シンガーから映画『パブリック・アクセス』の脚本執筆を依頼され、翌年サンダンス映画祭グランプリを受賞しました。
その後もシンガーと組んで1995年に映画『ユージュアル・サスペクツ』を脚本し、第68回アカデミー賞脚本賞を受賞するなど、脚本家として名声を得ました。その他にも『X-メン』や『ウルヴァリン:SAMURAI』などの大作映画の脚本も手がけています。
2000年には自ら監督も務めた映画『誘拐犯』を公開しましたが、興行的には失敗しました。その後はしばらく監督業から遠ざかっていましたが、2012年にトム・クルーズ主演の映画『アウトロー』で監督復帰を果たしました。
以降はトム・クルーズとのコラボレーションが続き、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART TWO』などの人気シリーズの脚本と監督を務めています。また、2022年に公開された『トップガン マーヴェリック』でも脚本を担当しています。
クリストファー・マッカリーが手がけた主な作品とその特徴
クリストファー・マッカリーが脚本や監督を手がけた作品は、多くがアクションやサスペンスのジャンルに属しています。彼の作品の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
- 複雑で巧妙なプロットと驚きの展開
- 緻密でリアルなアクションシーンとスタント
- 人間的で魅力的なキャラクターと対話
- ユーモアと緊張感のバランス
例えば、『ユージュアル・サスペクツ』では、犯罪者たちの証言を通して描かれる謎の犯罪王キザー・ソゼの正体とは何なのかという謎解きが展開されます。
最後に明かされる衝撃的な真実は、観客を驚かせるだけでなく、物語全体を見直させる効果を持ちます。
また、『ミッション:インポッシブル』シリーズでは、トム・クルーズ演じるイーサン・ハント率いるIMFチームが、様々な危険な任務に挑む様子が描かれます。
マッカリーは、トム・クルーズ自らが行うスタントやCGを極力使わないアクションシーンを重視し、観客に迫力と臨場感を与えます。また、イーサンや仲間たちの人間関係や感情も丁寧に描き、単なるアクション映画ではなく、ドラマチックな物語に仕上げています。
クリストファー・マッカリーがトム・クルーズとのコラボレーションで見せる魅力とは
クリストファー・マッカリーは、トム・クルーズとのコラボレーションで多くの作品を生み出しています。彼らはどのようにして出会い、どのようにして仕事をしているのでしょうか。
実は、彼らは1996年に公開された『ミッション:インポッシブル』で初めて顔を合わせました。当時、マッカリーは『ユージュアル・サスペクツ』でアカデミー賞を受賞したばかりでしたが、トム・クルーズから『ミッション:インポッシブル』の脚本執筆を依頼されました。しかし、マッカリーはこのオファーを断りました。彼は自分のオリジナル作品にこだわりたかったからです。
その後もトム・クルーズはマッカリーに興味を持ち続け、2010年に『アウトロー』の原作小説『ジャック・リーチャー』を読んだ際に、マッカリーに監督と脚本を依頼しました。この時はマッカリーも快諾し、二人は初めて一緒に映画を作りました。
この映画では、トム・クルーズが元軍警察の孤高の探偵ジャック・リーチャーを演じ、マッカリーの脚本と監督でハードボイルドなアクション映画に仕上げました。この映画は批評家や観客からも好評を得ました。
その後、トム・クルーズはマッカリーに『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』の監督を依頼しました。これは、シリーズの歴史上初めて、前作と同じ監督が続投することになりました。マッカリーはこのオファーを受け入れ、トム・クルーズと共にシリーズの新たな展開を作り出しました。
この映画では、トム・クルーズが飛行機にしがみつくシーンや水中で息を止めるシーンなど、危険なスタントを披露しました。また、イギリスの女優レベッカ・ファーガソンが演じるIMFの仲間であり敵でもあるイルサ・ファウストという新しいキャラクターも登場しました。この映画は興行的にも批評的にも大成功を収めました。
さらに、マッカリーは『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』でも監督と脚本を務めました。この映画では、トム・クルーズがヘリコプターの操縦やパラシュート降下など、さらに過激なスタントに挑戦しました。
また、イルサや前作の悪役ソロモン・レインなど、過去のキャラクターたちが再登場し、イーサンの過去と現在が交錯するストーリーが展開されました。この映画も大ヒットし、シリーズ最高の評価を得ました。
そして、現在マッカリーは『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART TWO』の二部作を監督しています。これらの映画は、コロナウイルスの影響で撮影が中断されたり延期されたりしましたが、2023年と2024年に公開予定です。
トム・クルーズはもちろん、レベッカ・ファーガソンやサイモン・ペグなどのお馴染みのキャストに加えて、新たにヘイリー・アトウェルやエスパイ・ポジャティなどの俳優も参加しています。これらの映画では、どんなアクションやサスペンスが繰り広げられるのか、今から楽しみですね。
まとめ
今回は、『ミッション:インポッシブル』シリーズの脚本家兼監督であるクリストファー・マッカリーについて紹介しました。彼は脚本家としてアカデミー賞を受賞した経歴を持ち、トム・クルーズとのコラボレーションで多くの名作を生み出しています。
彼の作品は、複雑で巧妙なプロットと驚きの展開、緻密でリアルなアクションシーンとスタント、人間的で魅力的なキャラクターと対話、ユーモアと緊張感のバランスなど、多くの魅力を持っています。彼はまさに、アクション映画の巨匠と呼ぶにふさわしい監督です。
それでは、今回はこの辺で失礼します。次回もお楽しみに。ありがとうございました。
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