【シネマ歌舞伎】宮藤官九郎×中村勘九郎の奇想天外な新作『唐茄子屋 不思議国之若旦那』を見逃すな!

今回は、2024年1月5日から全国で公開される新作シネマ歌舞伎『唐茄子屋 不思議国之若旦那』についてご紹介します。

この作品は、古典落語と不思議の国のアリスを組み合わせた、宮藤官九郎作・演出の完全オリジナル作品です。

出演は、中村勘九郎をはじめ、中村七之助、中村獅童、坂東新悟、中村虎之介、中村勘太郎、中村長三郎、中村鶴松、澤村國矢、中村歌女之丞、荒川良々、片岡亀蔵、坂東彌十郎、中村扇雀という豪華キャストが揃っています。

この記事では、以下の内容をお伝えします。

- 『唐茄子屋 不思議国之若旦那』のあらすじと見どころ
- 宮藤官九郎と中村勘九郎のダブル「かんくろう」の魅力
- シネマ歌舞伎としてどう映えるか
- 上映劇場と上映スケジュール

それでは早速見ていきましょう!


『唐茄子屋 不思議国之若旦那』のあらすじと見どころ


この作品は、古典落語「唐茄子屋政談」をベースにしています。
そのあらすじは、こんな感じです。

吉原遊びがすぎて勘当された若旦那の徳三郎は橋から身投げしようとしているところを偶然通りかかった八百屋の叔父に助けられます。

叔父は徳三郎に唐茄子(かぼちゃ)売りの商いを始めるように言いますが、徳三郎は嫌々ながらも従います。

商いを通して下町の人情に触れ少しばかり成長した徳三郎ですが、やっぱり恋しい吉原の花魁!

吉原へ駆け出した徳三郎が迷い込んだのは、どこか不思議なパラレルワールド「第二吉原」です。

そこでは身体が大きくなったり小さくなったりする不思議な現象が起こります。
さらに、しゃべる蛙や変身する花魁など奇妙な人物たちに出会います。
徳三郎は「生きる」ということはどういうことかを模索しながらも、楽しくも悲しくも冒険を続けます。

この物語は、「不思議の国のアリス」の要素を加えたことで、一層奇想天外でファンタジックなものになっています。

宮藤官九郎の独創的な発想と演出が、歌舞伎の伝統と新しさを見事に融合させています。
また、落語の要素もたくさん盛り込まれており、笑いあり涙ありの人情噺としても楽しめます。

中村勘九郎が演じる徳三郎は、自己愛強めな若旦那から成長する姿が見ものです。
中村七之助が演じるお仲や傾城桜坂は、美しくも切ない花魁の役どころです。
中村獅童が演じる大工の熊は、アグレッシブな江戸っ子大工で、徳三郎の良き相棒です。
その他のキャストも個性豊かで、見応えのある演技を披露しています。


宮藤官九郎と中村勘九郎のダブル「かんくろう」の魅力


この作品は、宮藤官九郎と中村勘九郎のダブル「かんくろう」による作品です。
宮藤官九郎は、ドラマや映画などで活躍する脚本家・演出家であり、歌舞伎でも『大江戸りびんぐでっど』『髑髏城の七人』『鉄コン筋クリート』などの作品を手掛けてきました。
中村勘九郎は、歌舞伎界を代表する名優であり、古典から新作まで幅広い役柄をこなします。
二人は、NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」でもタッグを組みました。

二人の共通点は、「かんくろう」という愛称です。

宮藤官九郎は、「かんくろう」という芸名でお笑いコンビ「宮藤官九郎と吉田敬」のメンバーとしても活動しています。
中村勘九郎は、「かんくろう」という愛称で親しまれています。
二人は、「かんくろう」という名前で親交が深く、お互いに尊敬し合っています。

この作品では、二人の「かんくろう」が完全に一致した作品となっています。
宮藤官九郎は、中村勘九郎に合わせたオリジナルの物語を作りました。
中村勘九郎は、宮藤官九郎の意図を汲み取りながらも自由に演じました。
二人の「かんくろう」が生み出した作品は、歌舞伎ファンだけでなく、一般の観客にも楽しめる作品になっています。


シネマ歌舞伎としてどう映えるか


この作品は、シネマ歌舞伎として公開されます。
シネマ歌舞伎とは、歌舞伎の名作や新作を映画館で上映する企画です。
シネマ歌舞伎では、歌舞伎の迫力や美しさを高画質・高音質で楽しむことができます。
また、イヤホンガイドに従って記事を続けます。

ガイドで使用することができるイヤホンガイドや字幕などのサービスもあります。
シネマ歌舞伎では、歌舞伎の魅力をより身近に感じることができます。

この作品は、シネマ歌舞伎としても映える作品です。

なぜなら、宮藤官九郎の演出は、映像的な表現にも優れているからです。
例えば、徳三郎が第二吉原に入るシーンでは、巨大な唐茄子の中に入っていくというアイデアがあります。

これは、不思議の国のアリスでアリスがウサギの穴に入るシーンを意識したものです。
また、第二吉原では、徳三郎の身体が大きくなったり小さくなったりするという現象が起こります。
これは、CGや特殊効果を使って表現されています。
さらに、しゃべる蛙や変身する花魁などのキャラクターも、映像的に楽しめるものです。
宮藤官九郎は、歌舞伎の伝統的な手法と現代的な手法を巧みに組み合わせています。


上映劇場と上映スケジュール


『唐茄子屋 不思議国之若旦那』は、2024年1月5日から全国で公開されます。
上映時間は、約3時間です。
チケットは、各劇場の窓口やオンラインで購入できます。


まとめ


今回は、新作シネマ歌舞伎『唐茄子屋 不思議国之若旦那』についてご紹介しました。
この作品は、古典落語と不思議の国のアリスを組み合わせた宮藤官九郎作・演出の完全オリジナル作品です。
出演は、中村勘九郎をはじめとする豪華キャストが揃っています。
シネマ歌舞伎としても映える作品であり、歌舞伎ファンだけでなく一般の観客にも楽しめる作品です。
2024年1月5日から全国で公開されますので、ぜひ劇場でご覧ください。

以上、シネマ歌舞伎ファンのあなたにお送りしました。
次回もお楽しみに!

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