【国産杉で作ったウッドデッキのお手入れ方法】オイルステンを塗るタイミングとコツ

今回は、国産杉で作ったウッドデッキのお手入れ方法についてお話ししたいと思います。

ウッドデッキは、庭やベランダを素敵に演出するアイテムですが、木材なので定期的なメンテナンスが必要です。特に国産杉は、他の木材に比べてやわらかくて腐りやすいという特徴があります。

そこで、国産杉のウッドデッキを長く美しく保つためには、オイルステンという木材保護着色剤を塗ることがおすすめです。

オイルステンは、木材内部に浸透して腐朽菌や虫の侵入を防ぎ、表面にはっ水性を与えて水分や汚れから守ります。

また、色も選べるので、木目の美しさを生かしながら好みの雰囲気に仕上げることができます。

この記事では、国産杉のウッドデッキにオイルステンを塗るタイミングとコツをご紹介します。以下の内容をお伝えします。

- オイルステンを塗るタイミング
- オイルステンの種類と選び方
- オイルステンの塗り方
- オイルステンのメリットとデメリット

それでは早速見ていきましょう。


オイルステンを塗るタイミング


オイルステンを塗るタイミングは、一般的には年に1回が目安です。しかし、これはあくまで目安であり、実際にはウッドデッキの状態や使用環境によって異なります。

オイルステンを塗る必要があるかどうかは、以下のようなサインで判断することができます。

- 木材の色が褪せてグレーになっている
- 木材の表面がザラザラしている
- 木材にひび割れやカビが見られる
- 木材に水滴が浸透している

これらのサインが見られたら、オイルステンを塗り直すことで木材を保護する必要があります。特に国産杉は風化しやすいので、定期的にチェックすることが大切です。

また、オイルステンを塗る時期は、春や秋など気温や湿度が適度な季節がおすすめです。夏は暑くて乾きにくく、冬は寒くて固まりにくいため、オイルステンの性能が発揮されません。また、雨や強風など悪天候も避けるようにしましょう。


オイルステンの種類と選び方


オイルステンには、油性と水性の2種類があります。それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なりますので、ウッドデッキの状態や目的に合わせて選ぶことが重要です。

油性オイルステンは、木材内部に深く浸透して保護効果が高いのが特徴です。また、色の発色も良く、木目の美しさを際立たせます。しかし、塗装時に揮発性有機化合物(VOC)という有害物質を発生させるため、換気や防護具が必要です。また、乾燥に時間がかかります。

水性オイルステンは、水を溶剤として使用しているため、塗装時にVOCを発生させません。また、乾燥も早く、塗り重ねもしやすいのが特徴です。しかし、木材内部に浸透する力が弱いため、保護効果は油性に劣ります。また、色の発色も薄くなりがちです。

どちらのオイルステンもメリットとデメリットがありますので、自分のウッドデッキに合ったものを選びましょう。また、オイルステンには色も豊富にありますので、好みや雰囲気に合わせて選ぶことができます。


オイルステンの塗り方


オイルステンの塗り方は、以下のような手順で行います。

1. ウッドデッキの表面を掃除する
2. サンドペーパーで古い塗膜や汚れを落とす
3. 塗装する面に水を吹きかけて木目を立たせる
4. オイルステンをよくかき混ぜる
5. ハケやウエスでオイルステンを塗る
6. 余分なオイルステンを拭き取る
7. 半日以上乾燥させる
8. 2回目の塗装を行う

1. ウッドデッキの表面を掃除する

まずはウッドデッキの表面を掃除します。ゴミや埃、油分などがあるとオイルステンが浸透しにくくなります。ホウキや掃除機でゴミを取り除き、雑巾やモップで水拭きしてください。

2. サンドペーパーで古い塗膜や汚れを落とす

次にサンドペーパーで古い塗膜や汚れを落とします。これは新しいオイルステンがしっかりと定着するために必要です。サンドペーパーは細かさが100番から120番程度のものを使います。木目に沿って軽くこすってください。サンダーなど電動工具を使う場合は注意してください。

3. 塗装する面に水を吹きかけて木目を立たせる

次に塗装する面に水を吹きかけて木目を立たせます。これはオイルステンが木材内部に浸透しやすくするために必要です。水は霧吹きなどで均一に吹きかけてください。水分が完全に乾燥するまで待ちます。

4. オイルステンをよくかき混ぜる

次にオイルステンをよくかき混ぜます。缶の中で成分が分
分離している可能性があるので、均一になるまでスティックなどでかき混ぜてください。油性オイルステンの場合は、缶を開ける前によく振ってください。

5. ハケやウエスでオイルステンを塗る

次にハケやウエスでオイルステンを塗ります。ハケは平ハケや刷毛など適したものを使ってください。ウエスは綿製のものがおすすめです。オイルステンは薄めずにそのまま塗ります。木目に沿って塗り、ムラやたれを防ぎます。塗りすぎると乾燥しにくくなりますので注意してください。

6. 余分なオイルステンを拭き取る

次に余分なオイルステンを拭き取ります。これはオイルステンが表面に残ってしまうと、塗膜が張ってしまい、木材の通気性や風合いが損なわれるためです。乾いたウエスやペーパータオルなどで、塗った後10分から15分以内に拭き取ってください。

7. 半日以上乾燥させる

次に半日以上乾燥させます。これはオイルステンが木材内部にしっかりと浸透するために必要です。乾燥時間は気温や湿度によって異なりますが、最低でも半日以上は待ちましょう。乾燥中は雨やほこりなどが付着しないように注意してください。

8. 2回目の塗装を行う

最後に2回目の塗装を行います。これはオイルステンの保護効果や色の発色を高めるために必要です。2回目の塗装は1回目と同じ手順で行います。ただし、水を吹きかける必要はありません。2回目の塗装後も半日以上乾燥させてください。

以上が国産杉のウッドデッキにオイルステンを塗るタイミングとコツです。オイルステンを塗ることで、ウッドデッキを長持ちさせるだけでなく、色や風合いも自分好みに仕上げることができます。


オイルステンのメリットとデメリット


オイルステンはウッドデッキのメンテナンスにおすすめですが、メリットとデメリットもあります。ここでは、オイルステンのメリットとデメリットをまとめておきます。


メリット


- 木材内部に浸透して保護効果が高い
- 木目の美しさを生かした色付けができる
- 木材の通気性や風合いを損なわない
- 色や種類が豊富で選びやすい
- 水性タイプはVOCが少なく安全


デメリット


- 定期的な塗り直しが必要
- 塗装時にVOCを発生させる場合がある(油性タイプ)
- 乾燥に時間がかかる場合がある(油性タイプ)
- 色落ちや劣化が早い場合がある(水性タイプ)
- 塗装時に注意や準備が必要

オイルステンはメリットとデメリットをよく理解して、自分のウッドデッキに合ったものを選びましょう。オイルステンを塗ることで、ウッドデッキを長く美しく保つことができます。


まとめ


国産杉で作ったウッドデッキのお手入れ方法についてお話ししました。国産杉はやわらかくて腐りやすい木材ですが、オイルステンを塗ることで長持ちさせることができます。

オイルステンを塗るタイミングは年に1回が目安ですが、ウッドデッキの状態や使用環境によって異なります。オイルステンの種類や選び方、塗り方もご紹介しました。

オイルステンはメリットとデメリットがありますので、自分のウッドデッキに合ったものを選びましょう。

国産杉のウッドデッキは、オイルステンを塗ることで、色や風合いも自分好みに仕上げることができます。

ウッドデッキのメンテナンスは、ウッドデッキを長く使うためにはとても重要です。ぜひ参考にしてみてください。

それでは今回はこの辺で。次回もお楽しみに。

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