タオルがもの凄く臭くなる原因と、洗濯しても除菌しても戻らない場合の対処法
タオルは毎日使うものですが、洗濯しても臭いが取れないことはありませんか?タオルの臭いは菌の増殖によって発生するもので、一度ついてしまうとなかなか落ちません。
そこで今回は、タオルがもの凄く臭くなる原因と、洗濯しても除菌しても戻らない場合の対処法をご紹介します。
この記事では以下の内容について解説します。
- タオルが臭くなる原因とは何か
- タオルの臭いを取る方法はどうすればいいか
- タオルの臭いを予防する方法はどうすればいいか
タオルが臭くなる原因とは何か
タオルが臭くなる原因には主に3つあります。
1. タオルに付着した皮脂や汚れを菌が分解することで発生するニオイ物質
2. 洗濯槽に残ったカビや汚れがタオルに移ってしまうことで発生するニオイ物質
3. 洗濯したタオルが乾ききらないことで発生するカビや雑菌のニオイ
これらのニオイ物質は水や洗剤だけでは落ちにくく、繰り返し洗濯しても臭いが残ってしまいます。
特に人間の粘膜に住む常在菌「モラクセラ菌」は、皮脂や汚れをエサにして繁殖し、「4M3H」という強烈なニオイ物質を発生させます。このモラクセラ菌は熱に強く、天日干しでは死滅しません。また、湿度や温度が高いほど増殖しやすくなります。
タオルの臭いを取る方法はどうすればいいか
タオルの臭いを取る方法としては、以下の4つが有効です。
1. 漂白剤を使って除菌する
2. 重曹につけ置きする
3. 熱湯で殺菌する
4. コインランドリーを利用する
漂白剤を使って除菌する
漂白剤は強力な除菌効果があります。酸素系漂白剤(粉末タイプ)を40度程度のお湯に溶かし、臭いが気になるタオルを20分程度つけ置きします。その後、よくすすいでから乾燥させます。塩素系漂白剤は色落ちや生地の傷みの原因になる可能性があるので注意してください。
重曹につけ置きする
重曹は弱アルカリ性で、酸性の汚れやニオイを中和する効果があります。また、重曹には臭いを吸着する効果もあります。重曹(お湯10Lに対し大さじ1)を40~50度のお湯に溶かし、タオルを30分~1時間程度つけ置きします。つけ置き後は、通常通り洗濯してください。
熱湯で殺菌する
熱湯は菌の弱点です。60度以上のお湯にタオルを20分程度浸します。お湯の温度が下がらないように差し湯をするのがポイントです。お湯から取り出したら、すぐに洗濯して乾燥させてください。
コインランドリーを利用する
コインランドリーの乾燥機は家庭用と比べて高温なので、菌やカビを除去しやすいです。臭いが気になるタオルがたまってきたら、コインランドリーに持って行って臭いを落としてみましょう。洗濯コースは洗濯と乾燥コースを選びましょう。
タオルの臭いを予防する方法はどうすればいいか
タオルの臭いを予防する方法としては、以下の5つが有効です。
1. 湿ったまま放置しない
2. 洗濯機の中に洗濯物をためておかない
3. 洗濯物を詰め込みすぎない
4. 洗剤を入れすぎない
5. 残り湯を使わない
湿ったまま放置しない
タオルを使ったらすぐに洗濯するか、ハンガーなどにかけて乾燥させましょう。湿ったまま放置すると菌が増殖しやすくなります。
洗濯機の中に洗濯物をためておかない
洗濯物は、洗濯をするまで風通しがよい洗濯カゴなどに保管しておきましょう。洗濯槽の中は湿気が高くカビや菌が繁殖しやすい環境です。
洗濯物を詰め込みすぎない
一度に洗濯する量が多すぎると、汚れが落ちにくくなります。汚れや皮脂は菌のエサとなってしまうので、きれいに洗わないと臭いの元となります。洗濯機のサイズに合わせて適量を洗濯するようにしましょう。
洗剤を入れすぎない
洗剤も適量を入れるようにしてください。入れすぎるとすすぎきれず、洗剤カスが残ってしまいます。洗剤カスも菌のエサとなってしまうので注意が必要です。
残り湯を使わない
残り湯は皮脂や汚れで汚れています。残り湯に残っている菌は時間がたつにつれ増殖します。一晩放置すると約1000倍ほどに増殖するそうです。残り湯でタオルを洗うと、菌が移ってしまいます。
まとめ
タオルがもの凄く臭くなる原因は菌の増殖です。一度ついてしまった臭いは漂白剤や重曹、熱湯、コインランドリーなどで除菌することができます。また、タオルの臭いを予防するには、湿ったまま放置しない、洗濯機の中に洗濯物をためない、洗濯物や洗剤を入れすぎない、残り湯を使わないなどの工夫が必要です。
タオルの臭いに悩まされないように、日頃から気をつけてみてくださいね。

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