【衝撃】ビッグモーターの不正はなぜ発覚したの?損保ジャパンとの癒着疑惑も
今回は、話題になっているビッグモーターの不正問題について、詳しく解説していきたいと思います。
ビッグモーターといえば、テレビCMや広告で「買取台数6年連続日本一」をうたっている中古車販売大手ですが、実はその裏で、事故車修理における保険金を不正に水増し請求していたことが発覚しました。
この問題は、どのようにして明るみに出たのでしょうか?また、ビッグモーターと損害保険ジャパンとの癒着疑惑は本当なのでしょうか?それでは、見ていきましょう。
【内部告発者が暴露】ビッグモーターの不正行為とは
ビッグモーターの不正問題は、今年6月に同社の内部告発者がメディアに暴露したことで発覚しました。
内部告発者は、同社の板金工場で働くスタッフで、自分たちが行っていた不正行為に耐えられなくなったと語っています。
具体的には、以下のような手口で水増し請求を行っていたということです。
- 損傷のない車両のパネル部分に、あえて板金塗装を施す
- ゴルフボールを靴下に入れて車体を叩く
- ドライバーで傷つける
- 修理前後の写真を巧妙に加工する
これらの行為は、全国にある33カ所の工場で組織的に行われており、5年以上前から続けられていた可能性が高いとされています。
【厳しいノルマ】ビッグモーターが不正を働いた理由
では、なぜビッグモーターはこんな無茶苦茶なことをやっていたのでしょうか?
その理由は、「厳しいノルマ」にあります。
ビッグモーターでは、事故車両の修理費用に1台当たり14万円前後のノルマを課しており、「@(アット)」という隠語で呼ばれていました。
このノルマは、修理工賃と部品交換から得る粗利益の合計額を指しており、本来は車両の損傷状況によって決まるものです。
しかし、同社では平均値を上げるように求められており、平均値が低い工場の責任者は本社役員などに厳しく問い詰められたり、降格処分になったりすることもありました。
そのため、現場では水増し請求に手を染めるスタッフが続出したのです。
【癒着疑惑】損保ジャパンはビッグモーターの不正を黙認していたのか
ビッグモーターの不正問題には、もう一つ大きな疑惑があります。それは、損害保険ジャパンとの癒着疑惑です。
損害保険ジャパンは、ビッグモーターの主要な取引先であり、同社の出向者をビッグモーターに送り込んでいました。
その出向者は、ビッグモーターの工場の営業ノルマを黙認していたとされています。
また、損害保険ジャパンは、ビッグモーターからの水増し請求を見破ることが困難だったと主張していますが、実際には不正を見逃していた可能性もあります。
なぜなら、損害保険ジャパンは、ビッグモーターから多くの修理案件を受けることで、自社の事故処理コストを抑えることができたからです。
つまり、損害保険ジャパンとビッグモーターは、水増し請求によって互いに利益を得ていたのはないかということです。
まとめ
今回は、ビッグモーターの不正問題について解説しました。この問題は、内部告発者が暴露したことで発覚しましたが、その背景には厳しいノルマや損保ジャパンとの癒着疑惑がありました。
この問題は、中古車業界や保険業界に大きな影響を与えるだけでなく、消費者の信頼も失わせるものです。ビッグモーターは、真摯に反省し、再発防止に努める必要があります。
また、消費者としても、中古車や保険の選び方に注意する必要があります。安易にテレビCMや広告に惑わされず、自分で情報を収集し、比較検討することが大切です。
以上、ビッグモーターの不正問題についてでした。最後までお読みいただきありがとうございました。
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