【強風にも負けない!リビング掃き出し窓にオーニングを設置する方法】
リビング掃き出し窓にオーニングを設置すると、日差しや雨を遮って快適な空間を作ることができます。しかし、風が強い地域では、オーニングが吹き飛んだり破損したりする危険性もあります。そこで、この記事では、強風にも負けないオーニングの設置方法をご紹介します。
この記事の内容は以下の通りです。
- オーニングの種類と特徴
- オーニングの強風対策方法
- オーニングの断熱効果とメンテナンス
オーニングの種類と特徴
オーニングとは、窓やドアの上部に取り付ける日よけや雨よけの装置です。オーニングには大きく分けて、外壁に固定する壁付け式と、突っ張り棒で取り付けるつっぱり式があります。
壁付け式のオーニングは、外壁に基礎となる骨組みが固定されているため、設置時の施工は必要となりますが、その分頑丈で強風にも強いのが特徴です。キャンバス部分は巻き取って収納できるタイプが多く、風が強くなる前に巻き取っておくだけで対策が可能です。
つっぱり式のオーニングは、施工が不要で手軽に設置できるというメリットがありますが、外壁などに固定していないため風に対する強度が低いというデメリットがあります。そのため、台風などの強風時には飛ばされてしまう危険性もあります。つっぱり式のオーニングには、サンシェードやパラソルなどがあります。
オーニングの強風対策方法
突風のように予想のできない強風は防ぎようがありませんが、台風などのように風が強くなることがあらかじめわかっている場合には、オーニングの破損や劣化などを防ぐためにも、しっかりと対策をしておくことが大切です。では、オーニングの強風対策方法について、主なポイントを詳しく見ていきましょう。
- 突っ張り棒をロープでベランダにつなぐ
- 風が吹く前にキャンバスを巻き取る
- 台風が来る場合は解体できる箇所は解体しておく
突っ張り棒をロープでベランダにつなぐ
取り外しが可能なオーニングについては、できるだけ取り外して風の影響を受けないところに収納しておくのが理想的です。取り外しができないタイプについては、突っ張り棒がしっかりと固定されているかどうかを確認した上で、さらにロープなどでベランダにしっかりと繋いでおきます。こうすることで、万が一突っ張り棒の固定が外れてしまっても、オーニングが落下するのを防げます。
風が吹く前にキャンバスを巻き取る
風が強くなる前に、キャンバス部分は巻き取って収納しておくことをおすすめします。その際、残っている部分がないように完全に巻き取っておくことが大切です。巻き残しがあると、その部分に強風があたって破損してしまったり、強風にあおられて突っ張り棒が倒れてしまったりするからです。
台風が来る場合は解体できる箇所は解体しておく
近年は台風の規模もかなり大きくなっています。台風の接近がわかっている場合には、万が一の事故を防ぐためにも、解体できる場所は解体して、風の影響を受けない屋内などに収納をしておく方が安心でしょう。そうすることで、雨などの水分による劣化も防げます。
オーニングの断熱効果とメンテナンス
オーニングは日よけや雨よけだけでなく、断熱効果も期待できます。窓から入る太陽の熱を遮ることで、室内の温度上昇を抑えてエアコンの負担を減らすことができます。逆に冬場は窓から逃げる暖かい空気を遮って室内に留めることができます。オーニングは一度設置すれば長期間使えるアイテムですが、それでも定期的なメンテナンスは必要です。オーニングのメンテナンス方法については以下の通りです。
- キャンバス部分は汚れやカビを防ぐために水洗いやブラッシングをする
- 骨組み部分はサビやゆるみを防ぐために油さしや締め付けをする
- 破損や劣化が見られたら早めに修理や交換をする
キャンバス部分は汚れやカビを防ぐために水洗いやブラッシングをする
キャンバス部分は雨やほこりなどで汚れやすい部分です。汚れが溜まるとカビや色あせの原因になります。そこで、定期的に水洗いやブラッシングをして汚れを落とすことが大切です。水洗いする場合は中性洗剤を使って優しく洗い、十分に乾かしてから収納します。ブラッシングする場合は柔らかいブラシで軽くこすります。
骨組み部分はサビやゆるみを防ぐために油さしや締め付けをする
骨組み部分は金属製のものが多く、サビやゆるみが発生しやすい部分です。サビやゆるみが進行するとオーニングの動作不良や破損の原因になります。そこで、定期的に
油さしや締め付けをして骨組み部分のメンテナンスをすることが大切です。
油さしする場合は、可動部分に適量の潤滑油を注します。締め付けする場合は、ネジやボルトなどの緩みを確認して、必要に応じてレンチなどでしっかりと締めます。
破損や劣化が見られたら早めに修理や交換をする
オーニングは長期間使っていると、キャンバスや骨組みに破損や劣化が見られることがあります。破れやひび割れ、色あせやサビなどが目立つようになったら、早めに修理や交換をすることがおすすめです。修理や交換は専門業者に依頼するのが安全で確実です。
オーニングの寿命は約10年程度と言われていますが、メンテナンスをしっかり行えばもっと長く使える可能性もあります。
まとめ
リビング掃き出し窓にオーニングを設置すると、日差しや雨を遮って快適な空間を作ることができます。しかし、風が強い地域では、オーニングが吹き飛んだり破損したりする危険性もあります。
そこで、この記事では、強風にも負けないオーニングの設置方法をご紹介しました。
オーニングの設置方法は、壁付け式とつっぱり式の2種類があります。壁付け式は頑丈で強風にも強いですが、施工が必要です。
つっぱり式は手軽に設置できますが、風に対する強度が低いです。オーニングの強風対策方法は、突っ張り棒をロープでベランダにつなぐ、風が吹く前にキャンバスを巻き取る、台風が来る場合は解体できる箇所は解体しておくなどがあります。
オーニングの断熱効果とメンテナンスも忘れずに行いましょう。
リビング掃き出し窓にオーニングを設置することで、日差しや雨だけでなく、外の景色や風を楽しむこともできます。オーニングは一度設置すれば長期間使えるアイテムですので、自分のライフスタイルに合ったものを選んでみてくださいね。
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