【手紙のプロが教えてくれた!】相手の心をつかむ魔法の書き出しとは?
手紙って書きますか?
今やメールやLINEが主流の時代ですが、手紙はまだまだ捨てたもんじゃありません。
手紙は相手に直接届けることができるからこそ、自分の気持ちや想いが伝わりやすいんです。
でも、手紙ってどう書けばいいのかわからない…という方も多いのではないでしょうか?
特に大切なことは、手紙の書き出しです。
手紙の書き出しは、相手に印象を与える最初の一文です。
手紙の書き出しで相手の心をつかむことができれば、その後の内容にも興味を持ってもらえる可能性が高まります。
では、どうすれば相手の心をつかめる魔法の書き出しができるのでしょうか?
今回は、私が手紙のプロから聞いた、プロが長年培ってきた経験とノウハウをもとに、手紙の書き出しのコツを3つご紹介します。
これらのコツを実践すれば、あなたも手紙のプロになれるかもしれませんよ!
目次
- 1.相手に合わせた敬語の使い方
- 2.相手の気持ちに寄り添う表現の工夫
- 3.自分の目的や要望を明確に伝える方法
- まとめ:手紙の書き出しで相手の心をつかむコツをおさらい
はじめに:手紙の書き出しの重要性と目的
手紙は、相手とのコミュニケーションの一つの手段です。
相手との関係や状況に応じて、手紙の目的はさまざまです。
例えば、
- 挨拶やお礼、お詫びなど、相手との関係を維持したり深めたりするため
- 案内や依頼、報告など、相手に何かを伝えたり求めたりするため
- お祝いやお見舞い、お悔やみなど、相手の喜びや悲しみに寄り添うため
などが挙げられます。
どんな目的であっても、手紙の書き出しはその目的を明確に伝えることが大切です。
手紙の書き出しで相手に伝えたいことは、自分が誰であるか、どういう関係であるか、何のために手紙を書いているか、という3つの要素です。
これらの要素をしっかりと表現することで、相手はあなたの手紙に対して好意的な気持ちになります。
逆に、これらの要素が不明確だと、相手はあなたの手紙に対して不信感や不快感を抱くかもしれません。
そうならないためにも、手紙の書き出しは丁寧に書くことが必要です。
では、具体的にどうすればよいのでしょうか?
次からは、私がおすすめする3つのコツをご紹介します。
1.相手に合わせた敬語の使い方
手紙を書くときは、相手との関係や立場に応じて、敬語や丁寧語を使い分けることが大切です。
敬語には尊敬語、謙譲語、丁寧語の3種類があります。
それぞれの意味や使い方は以下の通りです。
- 尊敬語:相手や相手に関係する人や物を尊重する言葉。例:お越しになる、おっしゃる、ご覧になる
- 謙譲語:自分や自分に関係する人や物を控えめに表現する言葉。例:伺う、申す、拝見する
- 丁寧語:話し言葉や文末に付ける言葉で、一般的に「です」「ます」が用いられる。例:ですか?ありがとうございます。よろしくお願いします。
敬語は基本的には以下のルールで使います。
- 相手や相手に関係する人や物に対しては尊敬語を使う。
- 両者に関係しない人や物に対しては普通の言葉を使う。
- 話し言葉や文末には丁寧語を使う。
例えば、あなたが上司に手紙を書くときは、以下のように書きます。
「先日はお忙しい中、ご指導いただきありがとうございました。おかげさまで、無事にプロジェクトを完了することができました。本日は、その報告とお礼のためにお手紙を差し上げました。」
この文章では、
- 上司に対しては「お忙しい中」「ご指導いただき」「おかげさまで」などの尊敬語を使っています。
- 自分に対しては「差し上げました」などの謙譲語を使っています。
- プロジェクトや報告に対しては「完了する」「差し上げる」などの普通の言葉を使っています。
- 文末には「ありがとうございました」「差し上げました」などの丁寧語を使っています。
このように、相手に合わせた敬語の使い方をすることで、相手に敬意や尊重の気持ちを伝えることができます。
逆に、相手との関係や立場に応じない敬語の使い方をすると、相手に失礼になったり、不自然に感じられたりすることがあります。
例えば、あなたが友達に手紙を書くときは、以下のように書きます。
「元気してる?久しぶりだね。最近どうしてるの?私は仕事が忙しくて大変だよ。でも、楽しいこともあるから頑張ってるよ。今度会える日を楽しみにしてるね。」
この文章では、
- 友達に対しては「元気してる?」「久しぶりだね」「最近どうしてるの?」などの親しみやすい言葉を使っています。
- 自分に対しては「私は」「頑張ってるよ」などの普通の言葉を使っています。
- 仕事や楽しいことに対しても「忙しくて」「大変だよ」「楽しいこともあるから」などの普通の言葉を使っています。
- 文末には「頑張ってるよ」「楽しみにしてるね」などの話し言葉を使っています。
このように、友達との手紙では敬語を使わずに、自然な言葉で話すことで、相手との親密さや仲良さを表現することができます。
逆に、友達との手紙で敬語を使うと、相手に距離感や冷たさを感じさせたり、不信感や疑問を抱かせたりすることがあります。
敬語の使い方は難しいかもしれませんが、相手との関係や立場を考えて適切な言葉選びをすることで、手紙の書き出しで相手に好印象を与えることができます。
2.相手の気持ちに寄り添う表現の工夫
手紙を書くときは、相手の気持ちや状況に配慮して、感謝やお詫び、お見舞いなどの言葉を添えることが好感度を上げるコツです。
相手が喜んだり感動したりするような言葉遣いや話題を選ぶことも効果的です。
例えば、あなたが恩師に手紙を書くときは、以下のように書きます。
「先生、こんにちは。お元気でいらっしゃいますか?私は先生に教えていただいたおかげで、夢だった作家になることができました。先日、初めての小説が出版されました。先生に感謝の気持ちを伝えるために、お手紙と一緒に小説をお送りします。先生のご意見やご感想をお聞かせいただけると嬉しいです。」
この文章では、
- 恩師に対しては「お元気でいらっしゃいますか?」「教えていただいた」「感謝の気持ちを伝える」などの尊敬語や丁寧語を使っています。
- 自分に対しては「なることができました」「お送りします」「お聞かせいただけると嬉しいです」などの謙譲語や丁寧語を使っています。
- 相手の喜びや感動を引き出すような言葉遣いや話題を選んでいます。
例えば、「夢だった作家になることができました」「初めての小説が出版されました」「先生のご意見やご感想をお聞かせいただけると嬉しいです」などです。
このように、相手の気持ちに寄り添う表現をすることで、相手に親しみや信頼の気持ちを伝えることができます。
逆に、相手の気持ちや状況に無関心だったり、自分勝手だったりすると、相手に不愉快や不満の気持ちを与えることがあります。
例えば、あなたが元カレや元カノに手紙を書くときは、以下のように書くべきではありません。
「元気?久しぶりだね。私は最近忙しくてさ。でも、新しい彼氏(彼女)ができて幸せだよ。君も早く忘れて新しい恋を見つけた方がいいよ。じゃあね。」
この文章では、
- 元カレや元カノに対しては「元気?」「久しぶりだね」「君も」などの親しみやすい言葉を使っていますが、それがかえって皮肉や嘲笑に聞こえる可能性があります。
- 自分に対しては「私は」「忙しくてさ」「幸せだよ」などの自慢げな言葉を使っていますが、それがかえって相手を傷つけたり怒らせたりする可能性があります。
- 相手の気持ちや状況に無関心で、自分勝手な言葉遣いや話題を選んでいます。例えば、「新しい彼氏(彼女)ができて」「忘れて新しい恋を見つけた方がいいよ」などです。
このように、相手の気持ちに寄り添わない表現をすることで、相手に嫌悪や反感の気持ちを伝えることになります。
相手の気持ちに寄り添う表現の工夫は、手紙の書き出しで相手に好感度を上げるだけでなく、その後の内容にも影響します。
相手があなたの手紙に対してポジティブな気持ちになれば、あなたの目的や要望にも応えてくれる可能性が高まります。
では、どうすれば自分の目的や要望を明確に伝えることができるのでしょうか?
3.自分の目的や要望を明確に伝える方法
手紙を書くときは、自分が何を求めているか、何を伝えたいかをはっきりさせることが重要です。
手紙の書き出しで自分の目的や要望を明確に伝えることができれば、相手はあなたの手紙に対して理解や協力の気持ちになります。
では、どうすれば自分の目的や要望を明確に伝えることができるのでしょうか?
私がおすすめする方法は以下の通りです。
- 自分の目的や要望は具体的かつ簡潔に表現する。
- 自分の目的や要望が相手に受け入れられやすくなるように、理由や根拠、メリットなどを添える。
- 自分の目的や要望に対する相手の返答や行動を求める。
例えば、あなたが会社の上司に手紙を書くときは、以下のように書きます。
「部長、こんにちは。お元気でいらっしゃいますか?私は先月から担当している新規プロジェクトについて、ご相談したいことがあります。本日は、その件でお手紙を差し上げました。
私は現在、新規プロジェクトのリーダーとして、チームメンバーと協力して進めております。しかし、プロジェクトの規模が大きくなってきたことから、人員不足やスケジュール遅延などの問題が発生しております。
そこで、私は部長にお願いしたいことがあります。それは、新規プロジェクトに追加で2名のスタッフを配属していただくことです。このようにお願いする理由は以下の通りです。
- 追加で2名のスタッフが配属されれば、
プロジェクトの進捗がスムーズになり、期限内に品質の高い成果物を納品できると考えられます。
チームメンバーの負担も軽減され、モチベーションやコミュニケーションも向上すると考えられます。
新規プロジェクトの成功によって、部署や会社の業績や評判も向上すると考えられます。
以上の理由から、私は部長に新規プロジェクトに追加で2名のスタッフを配属していただくことを強くお願いいたします。部長のご判断とご決定をお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。」
この文章では、
- 自分の目的や要望は「新規プロジェクトに追加で2名のスタッフを配属していただくこと」と具体的かつ簡潔に表現しています。
- 自分の目的や要望が相手に受け入れられやすくなるように、「進捗がスムーズになる」「負担が軽減される」「業績や評判が向上する」という理由や根拠、メリットを添えています。
- 自分の目的や要望に対する相手の返答や行動を「ご判断とご決定をお待ちしております」と求めています。
このように、自分の目的や要望を明確に伝えることで、相手に自分の思いや意図を伝えることができます。
まとめ:手紙の書き出しで相手の心をつかむコツをおさらい
今回は、手紙の書き出しで相手の心をつかむためには、以下の3つのポイントを押さえることが必要であることをお伝えしました。
- 相手に合わせた敬語の使い方
- 相手の気持ちに寄り添う表現の工夫
- 自分の目的や要望を明確に伝える方法
これらのポイントを実践すれば、あなたも手紙のプロになれるかもしれませんよ!
手紙の書き出しは、相手とのコミュニケーションの第一歩です。
相手に好印象を与えるだけでなく、自分の思いや意図も伝わりやすくなることを忘れないでくださいね。
それでは、今日はこの辺で失礼します。
さようなら!

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