2012年5月8日火曜日

脱出のための4つの道具

マネーゲームを脱出するための4つの道具


1.感謝の表現
2.プロセス
3.ミニ・プロセス
4.ボキャブラリーと独り言の強化


第1の道具 感謝の表現


いったい、何に感謝をするのか?


(1)その幻想をすばらしくリアルに創ることができたあなた自身
(2)すばらしくリアルに見え、「人間ゲーム」をプレーするあなたをサポートしている創造物(人でも、場所でも、物でも)と、あなたがそれ(食事や洋服、レース、登山、一杯のシャンパンなど)から受け取る恩恵
(3)1と2を可能にした創造のプロセス


例として、著者は寿司屋で食事をしたあとに、クレジットカードで支払いをする際に、心から感謝をしながら自分に何を言っているのかを本書から引用しましょう。


「すごい!すばらしい創造物だ。これはすべて、私が創ったものなのだ。この建物も、この寿司も、寿司職人も、酒も、テーブルも、それにここにいるお客さんもだ。どれも私の意識の創造物だ。とてもリアルに見えたし、味も最高だった!すばらしい。私は天才的な創造者だ!」


伝票にサインするときは、
「この感謝の気持ちは、私の自然な状態である無限の豊かさからきているのだ。感謝を表現することで、私がホログラムの中で経験する豊かさが広がり、私の元に戻ってくることを、私は知っている」


会計のときに、よくこんなに長い言葉を言えますね(笑)


感謝を表す言葉は、どんなものでもかまわない、と著者は言います。


第1の道具は「ありがとう」の一言だけでもいいと思います。


理由なんていりません。ただ、ひとこと、「ありがとう」と言いましょう。


そうすると、そのあとで「何に対して?」と疑問が自分自身に浮かんでくるかもしれません。そしたら、自分が何に対して言ったのかを、「思い返せば」いいのです。


第2の道具 プロセス


この「プロセス」は、本書の中で最も重要で価値のあるものでしょう。


不快な経験をしたら、このプロセスを行います。
「払えるだろうか?」「買うべきだろうか?」
「これを今買うのは、賢明だろうか?」「本当に今必要だろうか?」
「私がこれを買ったら、妻は(夫は)何と言うだろうか?」


どんなことでも不快な思いをしたら、


ステップ1 その中に飛び込む
ステップ2 不快なエネルギーを残さず感じる
ステップ3 その強さがピークに達したら、「真実」を告げる
ステップ4 自分の力を取り戻す
ステップ5 本当のあなたを、もっともっと表に出す
ステップ6 あなた自身に、そしてあなたの創造物に感謝を表す


一度見ただけでは、わかりにくいかも知れません。


著者は、「プロセス」が「人間ゲーム」をしているときに経験したことの中で、一番奇跡に近いもの、だと言っています。


経済状態や豊かさに制限を与えてきたパターンが、ホログラムからきれいに消えていくといいます。


第3の道具 ミニ・プロセス


不快感は抱かないけれど制限が作用しているのがわかったときに「ミニ・プロセス」を使う。


銀行口座の通帳を見て、
残高が少なくて不安な気持ちになれば「プロセス」を使う。
不安な気持ちにならなければ「ミニ・プロセス」を使う。


そこが違うだけで、手順は「プロセス」と一緒。




第4の道具 ボキャブラリーと独り言の強化


第一段階的な言葉を、第二段階的な言葉に言い直すこと。


費用 → 感謝の依頼
請求書 → 感謝の依頼書
出費 → 感謝の表現
諸経費 → 毎月決まっている感謝の表現
価格 → 感謝の表現の依頼
いくら? → この創造物の感謝の依頼はどれくらいですか?
支払い → 感謝の依頼


ユニークな発想ですね。
なぜ独り言なのかというと、何も知らない友だちや配偶者と話すときに、この言葉づかいをしたら、相手が引くからだそう(笑)。


これは、何かに対して自分がお金を「払わなければならない」といった、自らの力を弱める言い方をしない、ということでしょう。


感謝の表現の依頼、といった表現がちょっとわかりづらいかも知れませんね。
すべて、「ありがとうを言えるチャンスをくれたもの」
という表現でもいいと思います。








「感謝」「プロセス」「ミニ・プロセス」「ボキャブラリーと独り言の強化」




この4つの道具を手に入れたら、ことあるごとに使う。


やりたいと思ったこと、ひらめいたことをする。


チャンスや約束などがホログラムに送り込まれてきて、それをしたいと思うのなら、する。


もしその選択に不安や不満を感じたら、不快に思わなくなるまで繰り返し「プロセス」を使う。





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